東京大学理学部附属植物園分園、日光植物園内に建築された大学、園内整備育成部門、外部研究者の拠点となる施設です。様々な部門が利用するこのフィールドステーションはブータンの”ゾン”をコンセプトに大屋根の下に実験室、講義集会スペース、研究室など多くの機能を内包しながら共存しています。上階の四隅に開口部を設け上部から木々の観察が行え、夕暮れ時には谷あいにあり日暮れが早い植物内において利用者を安心させる行燈のように周囲を照らします。