神慈秀明会黄島道場

竣工年1991
所在地岡山県瀬戸内市

黄島神殿への参道の入口に建つこの建築は、信者の宿泊研修道場である。
前面の海からの波形をイメージさせる柔らかな曲面の屋根は、鉛筆を削り出したような集成材の立体トラスによって軽々と支えられ、膨らみのある内部空間を抱えている。
建築を瀬戸内の自然の景観に馴化させるとともに、自然そのものを建築内部に取り込むことが意図されている。